米国財務省報告:仮想通貨による違法金融活動は全体の一部だが増加

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米国財務省は、2024年度のマネーロンダリング、テロ資金調達、拡散資金調達に関する国家リスク評価で、現在の仮想資産はフィアット通貨に比べてマネーロンダリングの総流れの一部分に過ぎないが、規制当局や取締機関にとって増加する懸念となっていると述べました。

レポートは、新たな金融のフロンティアとしての仮想資産の進化と、新たな犯罪の突破口としての可能性を指摘しています。また、マネーロンダリングに関連する全体の金融流れの一部しか占めていないにも関わらず、仮想資産部門の急成長は、規制、コンプライアンス、取締りに関する重要な問題を提起しています。

レポートでは、AML/CFT規制への異なる管轄区域間での不一致なコンプライアンスが大きな懸念であると指摘。この不一致性と仮想資産の特性が、匿名性とクロスボーダートランザクションの容易さをもたらし、マネーロンダリング活動の抑制に重大な課題を生じています。

この課題に対処するために、財務省は強化された規制フレームワーク、仮想資産サービスプロバイダー(VASPs)のコンプライアンス実践の改善、規制機関と仮想資産業界との協力の強化を提唱しています。

規制と監視の迅速に進化する仮想資産市場に対する世界的なアプローチを確保するために、国際協力の重要性を強調しています。また、レポートでは、技術革新、規制調整、国際協力を含む多角的なアプローチで仮想資産の進化する風景とマネーロンダリング活動への利用に対応するための持続的な適応と警戒の必要性を強調しています。

出典:2024/02/09 「US Treasury report finds crypto use in illicit financial activity remains small but growing fraction of total flows」 https://cryptoslate.com/us-treasury-report-finds-crypto-use-in-illicit-financial-activity-remains-small-but-growing-fraction-of-total-flows/

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