環境保護団体「グリーンピースUSA」が、ビットコイン鉱業業界と「気候変動否認派」との深い繋がりを暴露する報告書を公開しました。この報告書では、ビットコイン鉱業業界が保守的なシンクタンクや化石燃料のロビイスト、気候変動懐疑派と深く結びついていると指摘しています。また、公には再生可能エネルギーの活用やカーボンフットプリントの削減を主張しているものの、実際には気候変動対策を抑制するグループや個人との関係が深いとも主張しています。
特に、保守的なコック兄弟やアメリカ立法交換評議会（ALEC）など、環境に対する否定的な立場や反民主的とされる政策を支持するネットワークとの関係を指摘しています。また、ビットコイン鉱業業界が、特に旧トランプ政権の政府関係者との「回転ドア」現象を生み出しているとも指摘し、鉱業業界が環境進歩の犠牲になるような影響力と政策操作を行っていると主張しています。
これに対し、ビットコインコミュニティからは強い反論が出ています。ビットコイン鉱業の環境分析に権威のあるダニエル・バッテン氏は、グリーンピースの主張は古いデータセットに依存しており、現在のビットコイン鉱業の状況を正確に反映していないと批判しています。また、ビットコインネットワークの大部分が現在は持続可能なエネルギー源に依存していると主張しており、これは最近の報告書が裏付けています。
出典：2024/03/21 「Greenpeace Claims To Expose The Bitcoin ‘Puppet Masters’」 https://bitcoinist.com/greenpeace-bitcoin-puppet-masters/
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