ワールドコイン財団、ORB技術のコアソフトウェアをオープンソース化

ワールドコイン財団は、ORB技術のコアソフトウェアコンポーネントをオープンソース化し、オンラインでの人間のアイデンティティを確認するための重要な技術的ステップを提供しました。これは、プライバシーとセキュリティを強化するためのものです。

このリリースは、MIT/Apache 2.0のライセンスの下でGitHubで利用可能となり、財団のデジタル認証プロセスの透明性を改善するための継続的な取り組みをサポートしています。

ORBの機能は、ユーザーの目と顔の画像を処理して、自動化されたシステムや人工知能と本物の人間のユーザーを区別することです。

ORBのオープンソース化を受け、ワールドコイン（WLD）は価格上昇を記録しました。現在の価格は1WLD＝8.26ドルで、24時間で4%上昇しています。

ワールドコインの初期開発者であるTools for Humanity（TFH）は、NVIDIA Jetsonプラットフォームを中心としたORB用の包括的な計算スタックを構築し、カメラフィードのリアルタイム処理を可能にしました。このセットアップは、RustアプリケーションとNVIDIAのTensorRTエンジンを利用し、生体認証データの取り扱いにおいて高性能とセキュリティを強調しています。

ORB技術のセキュリティ監査は、Trail of Bitsによって完了しました。監査では12の脆弱性が特定され、そのうち1つは重大な問題でしたが、個人を特定する情報の取り扱いに関してプライバシー基準を遵守していることが確認されました。

出典：2024/03/23 「Worldcoin Foundation makes ORB software open-source」 https://cryptoslate.com/worldcoin-foundation-makes-orb-software-open-source/