元ニューヨーク連邦準備銀行の幹部がBinance.USの取締役に就任、コンプライアンス強化へ

暗号資産取引プラットフォームBinance.USは、ユーザーの信頼を回復し、コンプライアンス努力を強化するため、元ニューヨーク連邦準備銀行のコンプライアンス責任者であるマーティン・C・グラント氏を取締役に任命したと発表しました。

Binance.USは、グローバルなBinance取引所との関係で広範な規制監査を受けており、その結果、共同創設者で元CEOのChangpeng Zhao氏が役職から退くことを余儀なくされました。また、Binance USは、プラットフォームに暗号資産証券トークンをリストし、未登録の全国証券取引所として運営していたとして、SECからも問題視されています。

これらの問題により、Binance USのユーザーベースの成長は停滞し、前日の取引総額は約2200万ドルにとどまり、Coinbaseの340億ドルに比べて大幅に見劣りしています。しかし、グラント氏の任命により、同社はコンプライアンスと誠実さの最高基準を維持することに全力を注いでいるというメッセージを発信しています。

出典：2024/04/17 「Binance.US appoints ex-New York Fed chief as board director to boost compliance efforts」 https://cryptoslate.com/binance-us-boosts-compliance-appoints-ex-new-york-fed-chief-to-board/